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2006.9.17 初回に現場立ち入り |
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2006.9月初旬、支援者の方から緊急の相談依頼がありました
大型犬が死んでいる。ほとんどの犬が衰弱している。
ほとんどの犬が骨と皮状態です。という何とも酷い状態である事が伝わって来ました。
助けたい!!どうか、力を貸して欲しい・・・との依頼であった。
代表及びスタッフ・ボランティアスタッフが集合し何度も時間を掛け話し合いました。 |
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そして、決断!!
大阪よりスタッフ5名・現地スタッフと支援者様の総勢10名で現地に向かいました。
広大な敷地から聞こえる犬達の悲鳴が耳に飛び込んで来ました。糞尿の掃除もされて居ない場所で、すでに息耐えた子も居ました。
決して、現場では涙を流してはいけないと思っていましたが、悲しみと悔し涙が止まりませんでした。
人間の姿を見て「助けて!!」とよじ登って来る子。
そんな気力はとうに無くなってしまっているのか、うなだれながら涙をいっぱいため、一心に見つめる子。
どの犬も体重はスタンダードの三分の一でした。
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皆、成犬でありながら
ゴールデンレトリバー8キロ
ニューファウンドランド17キロ
E・セター10キロ
バーニーズ19キロ
等、まるで4.5ヶ月の仔犬の体重です。
足の震えが止まらない子も沢山います。
自力で歩く事も出来無い子が半数以上です。
積めるだけ積み込みいざ、大阪へ
往復14時間かかりました。 |
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大阪では休診にも関わらず、動物病院の先生2名と看護婦さんが待機して下さっていました。
夜9時、病院到着。
順次診察を受ける。
全員の血液検査・レントゲンなどで診察が終わったのはすでに11時をまわっていました。
皆、栄養失調からくる、重度の貧血です。
なんとも悲惨な光景でした。 |
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事務所では朝の6時からの待機スタッフや緊急召集で参加して下さったボランティアスタッフさんが待機して下さっていました。
診察が終わった子達が順番に事務所に運ばれ、シャンプー開始です。
糞尿がこびりつき毛玉になり蚤の巣になっている子がほとんどです。
3回のシャンプーと爪きり、耳掃除でバタバタの時間が過ぎました。作業が終わり、ワン子達に食事を出し、乾いたフカフカの毛布を入れると皆、深い眠りに入っていきました。 |
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その後、誰一人とスタッフは抜ける事はなく、ミーティング開始。
泊り込みのスタッフ5名が残り、午前4時の解散になりました。
本日は事務所に30匹のワンコがいます。
とっても、静かです。
辛かったね・・・
苦しかったね・・・
空腹がずっと続いてたんだよね・・・
今夜はお腹がいっぱいで安心して休めるね・・・
素敵な夢を見て、明日から頑張って体力をつけて行こうね。 |
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1ヶ月以上は餌は与えられていなかったようです。
ワンコの耳はかじられてちぎれている子もいます。
お腹がすいて、糞の取り合いで喧嘩になり、食うか食われるかの世界のようです。
まさに地獄絵図のようです。
今回のレスキューはまだまだ続きます。
今後のレスキューに支障があるため、現時点での細かな掲載は控えております。
何十回か足を運び終結の段階で全てをこちらでご報告させて頂きます。
2006.9.17・19・22と広島から大阪に生きる為にやってきました。 |
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